■ オハフ61の床下

福島県の熱塩に保存されているオハフ61 2752を参考に、模型製作のための(自分で使用する)床下図面を作成したものです。ベクタグラフィックスデータとするべきかもしれませんが、あまり良いコンバータを持っておらず互換性に問題がありそうなのでイメージデータとしてあります。(1),(2)についてはクリックして拡大図面を表示・保存の上、適宜縮小して使用できます(データ量は無駄に大きいです)。実車外寸(19370mm×2805mm)を元にペイント系ソフト等で必要な縮尺を適用してください。なお、元のデータはVISIOで作成しました。

【注意】あくまでも自分で使用する目的で描いたデータですので、実物との差異に関して一切の保証はできません。これらの図面を用いた結果についても責任は負えません。あしからずご了承下さい。また、見に行く気分がそがれた、というようなご意見もあるかと思います。その際は申し訳ありませんが、一言、この保存車だけではなく、周囲もたいへん美しく心和む場所ですので、是非ご訪問されることをお勧めいたします。

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(1)台枠略図

中梁の枕梁〜車端部分は隠れていてよく解りませんでしたので描き入れていません。徐々に狭くなっているかもしれません。模型では普通ここまで表現しないようなので特に必要はないかと思います。横梁は側板の下に出っ張っており、よく目立ちます。縦横を接続する補強板は、一部ないところもあったかも知れません(すべてを確かめることはできませんでした)。

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(2)機器配置略図

上面から透視した図になっています。電池箱左の発電機関係の機器と蒸気トラップ以外は位置を計測しましたが、多少の誤差はあるかもしれません。ブレーキシリンダ横の2連エアタンクの大きい方はツバ付きで、それ以外のエアタンクは普通の形状です。中央に4個ある四角は蒸気トラップです。ブレーキシリンダのテコは途中で少し上方に曲げられており、中央では中梁すれすれに位置しています。右側テコは水タンクのステーの間にうまく収められています。その他、電暖関係の機器は省略しました。

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(3)空気関係配管略図

引き通し管は横梁を貫く高さにあり、ほとんど横からは見えません。ブレーキシリンダ手前の配管は低い位置にあり、塵漉しとコックを介して上に上がり、引き通し管にT字継ぎ手で接続されています。この他、手前側(図の下)にはかなり太い目立つ配管がありましたが、それ以外はほとんど横梁を通っており再現するほどのことはないような気がします(端梁付近を除く)。

配管ではありませんが、ブレーキ棒、手ブレーキ引き棒・チェーンは目立ちますので、これは表現する効果が大きいかと思います。

CADっぽい作図は慣れないのでこの程度の図面でも結構しんどく感じました(ちゃんとしたCADソフトを使えばよいのでしょうが…)。計測した数値は作図には生かしたものの、ちょっとこわくて書き込む勇気を持てずにいます(多分10mmオーダーの誤差があるはず)。いろいろ不便な図ではあるかと思いますが、今後機会があれば水タンク、エアタンク、電池箱類などのアップ図や写真なども追加したい気もしています。

(2002.4.18記)



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